2024.12.09

リモートワーク中心の働き方って実際どう?

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※この記事の内容は、執筆時点(2024年12月9日現在)の情報です。
コロナ禍をきっかけに、リモートワークという働き方が急速に普及しましたが、最近では国内外でオフィス回帰の動きが広がりつつあります。リモートワークを希望する社員が多い(※1)にも関わらず、出社を要請する企業もあり、「出社か?リモートか?」については度々議論されています。一方で、IT企業を筆頭にリモート中心の働き方を維持する会社もあります。都内企業のうち、コロナ禍前は約24%、緊急事態宣言期間は約65%、COVID-19が5類感染症に移行後の2024年6月は約47.5%(※2)がリモートワークを導入しているそうです。

株式会社 KDDI ウェブコミュニケーションズでは、コロナ禍前から一部でリモートワークを取り入れ、コロナ禍では原則リモートワーク、現在はリモート中心のハイブリッド勤務という働き方を継続しており、時代に合わせた働き方改革に取り組んできました。

今回は、意外と取り上げられることが少ない「リモート中心の働き方って実際どうなの?」について、4年以上リモートワークを取り入れている当社だからこそわかること、見えてきた課題、今後の働き方についてなどをご紹介します。

リモートワーク中心の働き方って実際どう?

当社はCOVID-19をきっかけに全社員がリモートワークに切り替わり、COVID-19が5類感染症に移行した後は、リモート中心で必要に応じて出社するハイブリッド勤務を導入しています。また、フルフレックス制も取り入れているため、自由度の高い働き方を実現しています。

これらは、社員が最大限にパフォーマンスを発揮できる環境下で、効率良く成果を上げるために取り入れた制度です。全社会議や部署会議などの定例会議は基本的にリモートで行い、業務内容や状況に応じて社員が出社を取り入れています。

実際のところ、リモート中心のハイブリッド勤務×フルフレックス制という働き方は、社員それぞれのライフステージにあわせた働き方ができるため、社員からは好感的な意見が多いです。以下にて、実際の社員の声をご紹介します。

地方に移住した社員の声

▲地元京都へ引っ越し、お子さんとの時間もしっかり確保
▲地元京都へ引っ越し、お子さんとの時間もしっかり確保

出社せずとも業務を完結できることから、上司やチームメンバーと相談の上、本社東京オフィス通勤圏内の関東から京都へ引っ越しを決断しました。リモートワークが可能となったおかげで、諦めていた里帰りが実現でき、公私共に充実させることができています。リモートワークでは、オフィスで仕事している時のように周りの声が自然に耳に入ってくることがないため社内でどんなことが起きているのかを感じ取ることが難しくなった点がありますが、コミュニケーションが足りないな。と思う時は、出張という形で出社し、他メンバーと直接会うことでリモートでは足りない部分を埋めることができています。また、共働き家庭で子育てをしているため、子供の保育園送迎や、発熱などの突発的な呼び出しが発生するのですが、家で寝かせたら仕事を再開できるので大変助かっています。


子育て中の社員の声

▲オフィス出社をして他メンバーとコミュニケーションを取り気分転換
▲オフィス出社をして他メンバーとコミュニケーションを取り気分転換

在宅勤務がメインの働き方だと、保育園への送迎距離が短く、通勤時間がないため、その分子供との時間を長く過ごすことができ、とてもありがたいです。

また、休憩時間を使って家事ができたり、保育園からの呼び出しにもすぐ対応できたり、子供の急な体調不良で自宅保育になった際も子供を看ながら仕事ができるので本当に助かっています。

ずっと自宅で1人で仕事をしていると孤独感を感じてしまうかもしれないのですが、たまにオフィス出社することで、他メンバーとコミュニケーションを取ったり、気分転換ができたりするため、自分にとってちょうど良いバランスを保ちながら仕事ができています。


コロナ禍後に入社した社員の声

▲仕事もプライベートも充実できるワークライフバランスを実現
▲仕事もプライベートも充実できるワークライフバランスを実現

入社当初は、リモート中心のため会ったことがない人と仕事をする場面が多くあり、業務をスムーズにこなせるか、少し不安がありました。しかし、オンライン会議やチャットでも雑談を含めた気軽なコミュニケーションを取ることができますし、オンラインで顔が見えなくてもお互いに相手を思いやった伝え方や反応をすることで、安心して業務ができています。また、自由度の高い働き方のおかげで、自分が集中できる環境で仕事をすることができ、ワークライフバランスを保ちやすいです。業務内容に合わせてリモートと出社を使い分け、メリハリをつけた効率の良い働き方ができている実感があり、楽しく仕事ができています。


このように、リモート中心の働き方は、あらゆる立場・状況の社員が、仕事とプライベートの両立をしながら仕事ができます。

リアルなコミュニケーションの必要性

社内交流の活発化を目指して

現在はリモート中心のハイブリッド勤務を行なっている当社ですが、会社・社員の両者にとってリアルでのコミュニケーションも必要であると考えており、活発化を図っています。

コロナ禍の完全リモートワーク下では、業務で関わる社員同士の交流はあるものの、その他の社員間交流が希薄化していました。リモート中心のハイブリッド勤務となった最近でも、コロナ禍後に入社した社員は特に、他部署がどんなことをやっているのかが見えにくい、他部署の社員を知らないため社内間の連携が取りにくい、といった課題がありました。

そのため当社では、社員同士の交流を活発化させるために、業務時間内に社内交流会を開催しています。これまで3回の社内交流会を実施しました。基本的には役職者も含めた全社員が参加し、できる限り出社での実施を目指しています。

▲社内交流会の様子
▲社内交流会の様子

交流会では、毎回メンバーが被らないように1グループ約6〜7名の数グループに分け、普段の業務で接点を持たない社員同士の交流の場を作っています。各グループがファシリテーターを中心にスケジュール調整を行い、当日は、自己紹介や定められているテーマについて雑談ベースで自由に会話し、グループのメンバーとの親睦を深めることを主な目的としています。

このような交流会を通して他部署への理解を深めることで、社員間の連携をスムーズにするだけでなく、ノウハウの共有などを促すことにつながっています。やはり対面での会話は、自然と話が弾みやすく、オンラインでのコミュニケーションに比べて圧倒的に得られる情報量が多いため相手の人となりを理解しやすく、心理的な距離感を縮めるためのコミュニケーションに繋がります。地方に住んでいる社員も多いため、毎回全員が出社参加という形で行うことは難しいですが、無理なくできる範囲で今後も定期的に社内交流会を開催していく予定です。

最も成果を発揮できる環境で仕事をする

また、当社はリモートワークとオフィス出社のそれぞれを上手く掛け合わせた働き方を実現すべく、それぞれの特性にあわせて業務を行っています。

基本的に全社や事業部単位の大人数の会議は、画面共有や録画が簡単にでき、場所や人数に関わらず声が均一に届くリモート会議で行なっています。そのためリモートワークでは、スケジュールが合わない場合においても録画データやチャット履歴から各自のタイミングで情報を追いやすいなどの利点があります。

▲リモートワークで作業に集中する日の様子
▲リモートワークで作業に集中する日の様子

一方で、オフィス出社は対面で会話ができるため、社員同士の親睦を深めたい時、よりスムーズなコミュニケーションを取りたい時に効率的です。対面で話すと、その場を共有できるため絶妙なニュアンスが伝わりやすかったり、オンライン会議のような時差によるズレがないため議論が活発になります。新メンバーが加わりチーム内の心理的距離を縮めるため、また、お互いの考えや認識を擦り合わせたり、より解像度の高いコミュニケーションを取りたい時は出社をよく取り入れています。

▲オフィス出社しているメンバー同士で仕事している様子
▲オフィス出社しているメンバー同士で仕事している様子

このように当社では、リモートワークだけに依存せず、チームでより良い形を模索しながら出社も取り入れて仕事をしています。

今後の働き方はどうなる?

最近は強制出社に踏み切る企業も増えていますが、当社はこれからも引き続きリモート中心のハイブリッド勤務をしていきます。社員自身がリモートか出社かを選択することができる現在の働き方は、社員にとって働きやすいだけでなく、社員自身がより効率良く仕事を進める手段を選択するため業務の質向上が期待でき、会社が求める成果につながると考えられます。

このように、現在はリモート中心のハイブリッド勤務という形が当社にとってベストであると考えていますが、誰も予測できなかったCOVID-19の流行をきっかけに世界中でリモートワークが普及したように、今後も予期せぬことをきっかけに働き方が変わっていく可能性もあるため、時代に合わせた最適な働き方をこれからも模索していきます。

会社や仕事、働き方について発信!Podcast番組「GENECHAT(ジェネチャット)」

▲Podcast番組「GENECHAT(ジェネチャット)」
▲Podcast番組「GENECHAT(ジェネチャット)」

KDDIウェブコミュニケーションズの広報室では、会社や仕事、働き方をはじめとしたいろんなことを本音でおしゃべりするPodcast「GENECHAT(ジェネチャット)」を配信しています。当社広報の上司・中堅・若手が、それぞれどんなことを考えているかをおしゃべりしています。意外に聞けない各世代の本音をお届けします!

第1話のテーマは、「リモート中心のハイブリッド勤務って、実際どうなのよ?」です。その他、IT企業ならではのSNSに関するテーマやビジネスに関連する世代間ギャップなどをテーマに配信していますので、息抜きや移動中、家事の合間などに、ぜひお聴きください!当記事でご紹介した内容をより詳しく話しています。

また、番組の感想や取り上げてほしい題材などのリクエストを募集しています!お便りフォームから、お気軽にお問い合わせいただけますと幸いです。

Podcast番組「ジェネチャット」を聴いてみる

下記より、お好きな媒体からどうぞ!

 

◾︎ジェネチャット公式サイト

◾︎お便りフォーム

◾︎X(最新情報はこちらから)
ハッシュタグ「#ジェネチャット」でのツイートもお待ちしています!


 ※1 「日本市場を対象におこなったリモートワークに関する調査」PCWatch(2023年9月)

https://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/feature/1581954.html#c05

 

※2 「都内企業のテレワーク実施率調査結果」 東京都産業労働局(令和6年6月)

https://www.hataraku.metro.tokyo.lg.jp/hatarakikata/telework/jissiritukekka202408.pdf


今回は、コロナ禍から数年経った現在のリモートワーク中心の働き方について紹介しました。

ハイブリッド勤務に合わせたオフィスの様子や当社がこれまでに取り組んできた働き方改革についてもまとめています。

気になった方は下記よりご覧ください。

▶︎今のオフィスってどうなった?昔ながらのオフィスからハイブリッド勤務へ

▶︎KDDIウェブコミュニケーションズの働き方改革

この記事の問い合わせ先

株式会社 KDDI ウェブコミュニケーションズ

〒107-0062 東京都港区南青山2-26-1 D-LIFEPLACE南青山10階

広報担当 近田/川上

Tel : 03-6371-1919

Mobile : 070-2212-5827

e-mail : pr@kddi-web.com

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